キャロりんのお部屋 | 畑の恵み ラシーヌ -racine-|綺麗で安心、こだわりの美味しい水耕栽培

ある ちいさな むらでの

おはなしです。

おじいさんが、

だいじに そだてた ニンジンを

うたを うたいながら ひきぬいています。

♪ いっぽん、

に~ほん、

さ~んぼ~ん

ニンジンを 3ぼん ひきぬくと、

ていねいに かごへ いれていきます。

そしてまた、

♪ いっぽん、

に~ほん、

さ~んぼ~ん

ところが、

3ぼんめの ニンジンが

どうしても ひきぬけません。

「あれ、どうしたことじゃ」

もういちど ちからをいれて、

「うーーーん!」と、

やってみたけど ダメです。

おじいさんは、

いえで ひるごはんを つくっている

おばあさんを よびにいきました。

そして、おばあさんと いっしょに

ニンジンを ひっぱりました。

「うーーーん!」

「うーーーん!」

やはり ダメです。

そこで おじいさんと おばあさんは、

ニンジンの まわりの つちを

てで ほりはじめました。

ほっているうちに、

ニンジンが とても まるくて

おおきいことに きが つきました。

おじいさんが、

バケツのみずを ニンジンに かけると、

ぶるっと ふるえて こういいました。

「わぁ~、ビックリした!」

びっくりしたのは、

おじいさんと おばあさんの ほうです。

「びっくりさせて ごめんなさい。

わたし、キャロりんです」

そういうと、まるくて おおきな

ニンジンの キャロンりんは、

ニコッと わらいました。

キャロりんに つられて えがおになった、

おじいさんと おばあさんは、

なぜか しあわせな きもちに なっていました。

「おじいさん、おばあさん、

いつも ニンジンを だいじに そだててくれて、

どうもありがとう!」

「ねぇ、わたしの かおを さわってみてー」

おじいさんと おばあさんが、

キャロりんの かおを てで さわると、

キャロりんは ニコニコしながら、

うたを うたいはじめました。

♪ キャロラン

キャロリン

キャロルンル~ン

おじいさんも おばあさんも、

からだが ポカポカしてきました。

♪ キャロラン

キャロリン

キャロルンル~ン

まっしろだった ふたりの かみのけが

みるみるうちに まっくろに なりました。

♪ キャロラン

キャロリン

キャロルンル~ン

おばあさんの かおからは しわが きえて、

さっきまで いたかった おじいさんの こしは、

すっかり よくなっていました。

おじいさんと おばあさんは、

たいそう よろこびました。

つぎのひ、すっかり わかがえった

おばあさんを みて、

となりの おばあさんが ビックリしました。

そこで、となりの おじいさんと おばあさんを、

キャロりんの ところに つれていきました。

となりの おじいさんと おばあさんが、

キャロりんの かおを さわると、

キャロりんは また ニコニコしながら、

うたを うたいはじめました。

♪ キャロラン

キャロリン

キャロルンル~ン

キャロりんの うたを きいているうちに、

となりの おじいさんと おばあさんも

すっかり げんきになって、

わかわかしくなりました。

キャロりんに ふしぎな ちからが

あるという うわさは、

すぐに むらじゅうに ひろがりました。

そして、まいにちの ように

むらの ひとたちが、

キャロりんの ところに

くるように なったのです。

やがて、ほかの むらの ひとまで

うわさを ききつけて

やってくるように なりました。

おじいさんと おばあさんは、

わざわざ とおくまで きてくれた

ひとたちの ために、

ニンジンで つくった

スープと ジュースを ごちそうしました。

ひとりの ひとが、おれいにと、

おかねを おいていきました。

それからは、キャロりんに

あいに くるひとは みんな、

おかねを はらうように なったので、

おじいさんと おばあさんは、

おかねに こまることが なくなりました。

そして、それまでいじょうに

おいしい ニンジンを つくるように なったそうです。

 

もしも あなたの まわりで

きゅうに げんきに なったひとが いたとしたら、

それは キャロりんの おかげかもしれません。

みみを すまして みてください。

あなたの まちでも、

キャロりんが、ニコニコしながら、

♪ キャロラン

キャロリン

キャロルンル~ン

と、うたっているのが

きこえてくるかも しれませんよ。